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大阪健康安全基盤研究所

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蚊が媒介する感染症に注意!

掲載日:2026年6月22日

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気温が上昇し、蚊が活動する季節になりました。病原体を保有している蚊に刺された場合、「かゆみ」だけではなく、「蚊媒介感染症」と呼ばれる病気になる場合があります。蚊媒介感染症は世界的に多く発生し、ウイルス性疾患であるデング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、原虫疾患であるマラリア等があります。過去、これらの感染症のほとんどは主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。


蚊媒介感染症は、基本的にヒトからヒトに直接感染するものではなく、ウイルスや原虫を保有した蚊を介して感染するため、蚊に刺されないよう正しい知識と予防法を身に付けておくことが大切です。

新型コロナウイルス感染症が世界的に感染拡大した2020年及び2021年には国内におけるデング熱、チクングニア熱、マラリア等の報告数が大きく減少しましたが、渡航の回復に伴い増加傾向がみられています。入国者が増加することで、国内に流入する恐れが高まると考えられ、注意が必要です。

蚊媒介感染症を予防するためには、外出時に長袖・長ズボンを着用する、虫よけ剤を使用する、蚊の発生源となる水たまりを減らすなど、日常的な対策を徹底することが重要です。

デング熱について、2021年と比較し2022年には世界的に報告数が増加し、2023年には更にその数が増加し460万人の症例が報告されました。
2024年は、過去最多のデング熱症例が記録され、1,460万人以上の感染者数と12,000人以上のデング熱関連死亡が記録されました。特に南北アメリカ地域で顕著に報告数が増え、感染者数は1300万人を超えました。日本国内のデング熱の報告数は、2019年に459例、2020年と2021年は報告数43例、8例と減少しましたが、2022年、2023年、2024年、2025年には、それぞれ98、175、231例、164例(2025年は速報値)であり、2024年の報告数は新型コロナウイルス感染症の感染拡大後、最多でした。チクングニア熱もまた、2025年に世界的に報告数が多くなりました。日本国内では、2021年の報告はありませんでしたが2022年から2025年にはそれぞれ5、7、10、21例(2025年は速報値)の報告がありました。

 

〇国立感染症研究所「日本の輸入デング熱症例の動向について」

〇厚生労働省検疫所(FORTH「デング熱-世界の状況」

〇世界保健機関(WHODengue - Global situation

〇厚生労働省検疫所(FORTH「チクングニア熱-世界情勢(2025年10月3日)」


日本国内で、ジカウイルス感染症は、2021年以降報告がありませんでしたが、2023年から2025年にはそれぞれ2、4、1例(2025年は速報値)の報告がありました。また、マラリアは2019年に57例、2020年と2021年にそれぞれ19、29例の報告がありましたが、2022年から2025年はそれぞれ32、36、45、22例(2025年は速報値)でした。

一方で、日本脳炎は国内でも感染する可能性があります。2019年に9例の報告があり、2020~2023年はそれぞれ3~6例、2024年は9例、2025年は4例(速報値)が確認されています

アカイエカヤマトヤブカヒトスジシマカボウフラ

 

 蚊と病気について詳しく解説していますので是非ご覧ください。

大阪府・市ではウイルスを媒介する可能性のある蚊について調査しています。


厚生労働省が実施する感染症流行予測調査事業では、日本脳炎ウイルスに対する抗体保有状況について毎年調査しています。

〇ヒトの感受性調査

ヒトの日本脳炎ウイルスに対する抗体保有状況から分析し、今後の流行の可能性を推定して、予防接種計画に役立てています。

〇ブタの日本脳炎感染源調査

 ブタの日本脳炎ウイルスに対する抗体を測定し、日本脳炎ウイルスの蔓延状況を把握することにより、間接的にヒトへの感染の危険性を予測しています。

大阪府でも動物由来感染症サーベイランスの一つとして、ブタの日本脳炎ウイルスに対する抗体保有調査を実施しています。


その他、海外で気を付ける感染症情報がわかりやすく掲載されています。

すべての感染症ではありませんが、感染症(蚊媒介感染症では日本脳炎や黄熱)を予防するため、ワクチン接種は有効です。予防接種情報は厚生労働省検疫所ホームページで掲載されています。

お問い合わせ

公衆衛生部 健康危機管理課
電話番号:06-6972-1326