コンテンツにジャンプメニューにジャンプ
大阪健康安全基盤研究所

トップページ > 一般の方へ > 手足口病の定点あたり報告数が警報レベルを超えました。ご注意を!

手足口病の定点あたり報告数が警報レベルを超えました。ご注意を!

【大阪府内の発生状況】

  第22週(5月27日~6月2日)における、大阪府内の定点医療機関あたり(以下、定点あたり)報告数が6.11となり、警報レベル5を超えました。定点あたり報告数は、過去10年間と比較して、最も多い状況で推移しています。ブロック別では、大阪市北部9.79、北河内8.68、南河内6.69、中河内6.21、堺市6.00、三島5.88、大阪市南部5.78、大阪市西部5.20と8ブロックで警報レベルを超えています。

感染症情報センターの週報トピックス

最新の状況はこちら。
感染症情報センター週報定点把握疾患手足口病 

【手足口病とは】
  手足口病は夏季に流行するウイルス感染症で、患者は4歳くらいまでの乳幼児が中心です。口の中や、手足などに水疱性の発疹が出ます。まれに、髄膜炎や脳炎などの中枢神経系の合併症が起こることがあります。
  患者が咳やくしゃみをした時に飛び散るしぶき(飛沫)を吸い込むことにより感染します。また、患者の水疱内の液や便に含まれるウイルスが付着した手指を通じて日常的に触れる物(おもちゃ、ドアノブ、手すり等)を触ったりなめたりすることにより感染します。
  感染しても発病はせず、ウイルスを排泄している場合があります。また、症状が治った後も、便から比較的長期間ウイルスが排泄されることがあります。

【予防対策】
  有効なワクチンはなく、また発病を予防できる薬もありません。感染を予防するために、手洗いの励行と排せつ物の適切な処理が重要です。特にこの病気にかかりやすい年齢層が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは、職員とこども達が、しっかりと手洗いをすることが大切です。

手足口病についてについて詳しくお知りになりたい方は、下記ホームページをご参照ください。

大阪健康安全基盤研究所「原因は一つじゃないの?夏に注意が必要な手足口病」

大阪健康安全基盤研究所「夏に流行する感染症―手足口病―」

大阪府感染症情報センター「医療関係者の方へ2011シーズンの手足口病の臨床像(臨床医からの情報)」

大阪府「手足口病について」

厚生労働省「手足口病に関するQ & A

国立感染症研究所「手足口病とは」

国立感染症研究所「IDWR 2021年第43号<注目すべき感染症> 手足口病・ヘルパンギーナ」

お問い合わせ

公衆衛生部 健康危機管理課
電話番号:06-6972-1326