コンテンツにジャンプメニューにジャンプ
大阪健康安全基盤研究所

トップページ > 一般の方へ > インフルエンザが全国で流行期入り。ご注意を!

インフルエンザが全国で流行期入り。ご注意を!

掲載日:2019年11月26日

11月15日、厚生労働省はインフルエンザの定点(注)あたり報告数が、流行開始の目安である1.00を上回り、流行期入りしたと発表しました。大阪府の感染症発生動向調査においては、令和元年(2019年)11月11日~11月17日(第46週)、定点あたり報告数が、0.84となり、第41週以降5週連続で増加しています。
大阪府感染症発生動向調査週報 (速報)2019年 第46週
今後、さらに増加することが予想され、注意が必要です。

インフルエンザは、インフルエンザウイルスの感染により起こる感染症です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が急速に現れます。普通の風邪と同じように、鼻水、咳などの呼吸器症状もみられますが、全身症状が強いことが特徴です。

小児や高齢者などは、脳症や肺炎などの合併症を引き起こし、重症化する場合もあります。

感染経路には、インフルエンザウイルスに感染している人が咳やくしゃみをした時に飛び散るしぶきを鼻や口から吸い込むことによる感染(飛沫感染)とウイルスが付着した物を触った手で口や鼻を触ることによる感染(接触感染)があります。

感染予防のために、手洗いやワクチン接種が重要です。インフルエンザワクチンは、発症をある程度抑える効果に加え、重症化を防ぐために有効です。

咳やくしゃみなどの症状があるときは、他の人への感染を防ぐために、咳エチケット、マスクの着用などを心がけてください。

(注)定点とは、各都道府県において選定された医療機関をいい、インフルエンザ定点は、全国で約5000か所、大阪府では約300か所あります。

インフルエンザについて詳しくお知りになりたい方は、下記ホームページをご参照ください。
○国立感染症研究所「インフルエンザとは」
○国立感染症研究所「IDWR 2019年第44号<注目すべき感染症>インフルエンザ」
○厚生労働省「令和元年度インフルエンザQ&A」

大阪府や大阪市でもインフルエンザへの注意が呼びかけられています。
○大阪府「インフルエンザを予防しよう」
○大阪市「インフルエンザの基礎知識」

インフルエンザ発生状況は以下で確認できます。
○大阪府感染症情報センター「インフルエンザ関連情報」
○大阪市「インフルエンザの発生状況」
○全国 国立感染症研究所「インフルエンザとは 疫学情報」

大安研ではインフルエンザワクチンについて解説記事を掲載しています。ぜひご覧ください。
○「インフルエンザワクチンってなあに?」

65歳以上の方などがインフルエンザの予防接種を希望する場合は、お住まいの市町村に接種方法、費用などについてお問い合わせください。
○大阪府「予防接種・各市町村担当課一覧」

お問い合わせ

公衆衛生部 健康危機管理課
電話番号:06-6972-1326