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大阪健康安全基盤研究所

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蚊が媒介する感染症に注意!

掲載日:2019年6月10日

気温が上昇し、蚊が活動する季節になりました。病原体を保有している蚊に刺された場合、「かゆみ」だけではなく、「蚊媒介感染症」と呼ばれる病気になる場合があります。蚊媒介感染症は世界的に多く発生し、ウイルス性疾患であるデング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、原虫疾患であるマラリアなどがあります。これらの感染症は主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。海外へ渡航される際には現地での流行状況を確認してください。なお、日本脳炎は日本国内でも感染する可能性があります。また、デング熱は2014年に国内感染例が報告されました。

蚊媒介感染症は、基本的にヒトからヒトに直接感染するものではなく、ウイルスや原虫を保有した蚊を介して感染するため、蚊に刺されないよう正しい知識と予防法を身に付けておくことが大切です。

 

蚊と病気について詳細に解説していますので是非ご覧ください。

大阪府・市ではウイルスを媒介する可能性のある蚊について調査しています。

 国立感染症研究所では夏期におけるブタの日本脳炎ウイルスに対する抗体保有状況を毎年調査しています。日本脳炎ウイルスのブタ蔓延状況を把握することにより、間接的にヒトへの感染の危険性を予測しています。

 

大阪府でも動物由来感染症サーベイランスの一つとして、ブタの日本脳炎ウイルスに対する抗体保有調査を実施しています。


その他、海外で気を付ける感染症情報がわかりやすく掲載されています。

すべての感染症ではありませんが、感染症(蚊媒介感染症では日本脳炎や黄熱)を予防するため、ワクチン接種は有効です。予防接種情報は厚生労働省検疫所ホームページで掲載されています。

お問い合わせ

公衆衛生部 健康危機管理課
電話番号:06-6972-1326