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大阪健康安全基盤研究所

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全国的に風しんが増加しています。

掲載日:2019年3月29日

全国的に風しん患者が増加しています(2018年2,917例、2019年3月20日現在937例)。大阪府では2018年後半から風しんの報告が増加しており、2019年に入り、さらに増加しています。2018年は大阪府内で合計123例の報告がありましたが、2019年は既に合計92例の報告となっています(2019年3月24日現在)。全国的には関東地方での報告数が最も多く、次いで近畿地方、九州地方、中部地方、中国・四国地方、北海道・東北地方の順となっています。

大阪府内の風しん患者の発生状況は以下で確認することができます。

大阪府感染症情報センター

 
大阪府 「風しんについて」

大阪市「風しんに注意しましょう」

全国的な風しん患者の発生状況は以下で確認することができます。

国立感染症研究所


当所では風しんについてわかりやすく解説していますので、ご覧ください。

 

妊婦(胎児)への影響:

妊婦が妊娠初期に風しんウイルスに感染すると胎児に、先天性心疾患、難聴、白内障を特徴とする先天性風しん症候群を引き起こすことがあります。風しんの感染予防には2回のワクチン接種がとても有効です。ただし、妊娠中は風しんワクチンを接種できません。また、接種後は2か月間妊娠を避ける必要がありますので注意してください。

 

風しんの感染拡大や先天性風しん症候群の発生を防ぐために:

風しんはワクチンで予防できる感染症です。
定期接種対象者(1歳児、小学校入学前の幼児)は予防接種を受けましょう。
風しんにかかったことがなく、1回のみ接種の方や未接種の方は予防接種を検討してください。

以下のような方は特に推奨されます。

☆妊娠を希望される女性
☆妊婦の周囲の者(妊婦の夫やパートナー、その他の同居家族など)
☆風しん含有ワクチンの定期接種が行われていなかった世代(30~50歳代男性)


  

風しん、先天性風しん症候群について詳細を知りたい場合は以下をご覧ください。

国立感染症研究所

 

厚生労働省

 

現在、厚生労働省や大阪府では、先天性風しん症候群対策事業(風しん抗体検査・風しんワクチン等予防接種費用補助)を実施しており、風しん無料抗体検査、並びに抗体陰性者へのワクチン接種費用の助成を行っています。

厚生労働省 「風疹の追加的対策について」 

大阪府 「【大人の風しん対策】先天性風しん症候群対策事業について」

 

対象者やお申込みの方法など詳細は、リンク先のホームページや各自治体のホームページをご覧ください。対象者以外の方も、自費になりますが医療機関でワクチンを接種することが可能です。風しんはワクチンで予防できる感染症です。抗体保有率を高めて、風しん流行・先天性風しん症候群の発生を防ぎましょう!

お問い合わせ

公衆衛生部 健康危機管理課
電話番号:06-6972-1326