コンテンツにジャンプメニューにジャンプ
大阪健康安全基盤研究所

トップページ > 研究所の紹介 > 大阪健康安全基盤研究所について > 概要 > 組織 > 食品化学2課の試験・検査業務

食品化学2課の試験・検査業務

当課では、食を中心とした市民生活の安全確保のため、食品中の添加物や有害成分および環境汚染物質の検査、食品の異物・苦情などの原因究明、食品用器具・容器包装や洗剤・衣類・おもちゃなどの生活用品に含まれる有害物質の検査を行っています。

また、健康増進を目指し、食生活の向上を図るため、食品の栄養成分の分析を行うとともに、平成16年度から健康増進法に基づく登録試験機関として特定保健用食品等の許可試験を開始しました。

食の安全に関する業務

食の安全確保のための取組み

主に大阪市内に流通する食品等の安全を確保するため、食品衛生法に基づいた試験・検査を実施しています。また、学校給食に用いられる食材についても、規格に適合しているかどうかの検査を行っています。

食品添加物の使用基準超過や指定外物質の検出、PCB、水銀・ヒ素・カドミウム、カビ毒、ダイオキシンなど有害物質の検出といった、食品衛生上の問題は時代とともに変遷してきました。問題発生時の集中的な取組みは勿論ですが、事態が沈静化した後も必要に応じて継続的な検査を実施し、監視を続けています。

また、他の検査機関で実施した検査の結果、法令違反の疑いがある場合は当課で再検査し確認を行います。

近年関心を集めている遺伝子組換え食品や食品中のアレルギー原因物質についても他都市に先駆けて検査を開始しました。

農薬および動物用医薬品にポジティブリスト制が導入され、平成18年5月29日から、799種類の農薬等に残留基準が設定されました。多種類の農薬等を同時に検査できる効率の良い分析法の開発や改良に継続的に取り組んでいます。

事故や苦情の原因究明

大阪市内に流通する食品や学校給食への異物混入、味、臭い、色がおかしいなどの苦情に対応し、原因の究明を行っています。発疹、下痢や嘔吐、しびれなどの身体症状を伴う場合、当課では、ヒスタミンなど食品の変質の指標となる物質や、フグ毒などの自然毒、ヒ素や重金属など、毒性物質の分析を実施しています。

健康危機管理への対応

平成17年2月、大阪市危機管理指針が定められました。大阪市内で、食品が原因と考えられる健康被害事象が生じた場合、当課は理化学検査の面からその原因究明に携わります。また、緊急時には迅速かつ的確に対応できるよう、日頃から分析技術の向上に取り組み、訓練も実施しています。

健康増進に関する業務

特定保健用食品の許可試験

天王寺センターでは、平成16年4月から許可試験業務を開始し、難消化性デキストリン、脂質、オリゴ糖、キトサンなどの試験を実施しています。

栄養成分分析

食品中成分の定量分析(有料)を行っています。

検査項目については、食品化学2課(電話番号:06-6771-3154)までお問い合わせください。

お問い合わせ

衛生化学部 食品化学2
#食品化学2課は,20231月より食品安全課と食品化学課に再編されましたので,
当記事へのお問い合わせはメールでお願いいたします。