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大阪健康安全基盤研究所

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食品化学2課の調査・研究業務

当課では、食を中心とした市民生活の安全確保のため、食品添加物や、食品および食品用器具・容器包装ならびに洗剤・衣類・おもちゃなどの生活用品に含まれる有害物質の試験検査や調査研究を行っています。

また、健康増進を目指し、食生活の向上を図るため、食品の栄養成分や品質、生活習慣病予防に向けた試験検査や調査研究を行っています。

これらの試験検査業務を遂行するにあたり、分析方法や分析機器の進歩にともなって、方法の開発・改良を行う必要があります。また、結果をできるだけ早く行政へ報告する必要性から、既存の方法についても簡略化・迅速化をはかる必要があります。こうした方法の改良や、これから問題となりそうな物質の分析方法の開発・実態調査などを研究業務と位置づけています。

平成29年度からは、以下4つの研究テーマに取り組んでいます。

食品中の化学物質に関する研究

人工甘味料など食品添加物の一斉分析法の開発、畜水産物中の動物用医薬品分析法の改良、農産物中の農薬迅速分析法の検討など、食品収去検査に直結するような研究を行っています。また、行政依頼の調査研究として、魚介加工品における環境汚染物質(PCB、水銀など)の実態調査では、加工品でのデータが少ないため、それを補足する研究を行っています。

器具・容器包装等に関する研究

厚生労働省科学研究として、食品用器具・容器包装等に使用される化学物質に関する研究を、食品安全委員会の食品健康影響評価技術研究として、食品用ペットボトルから溶出する化学物質の摂取量の推定に関する研究などを、国の研究機関と共同で行っています。また、行政依頼の調査研究として、今後調査が必要となる皮革製品等の使用による健康影響に関する調査(アゾ化合物含有製品)を行っています。

食品表示に関わる研究

アレルギー物質を含む食品の検査法の改良と精度管理に関する研究、遺伝子組み換え食品の検査体制の整備に関する研究など、アレルギーおよび遺伝子組み換え食品について食品収去検査に直結した研究を行っています。

食品の栄養および機能性に関する研究

高齢者向け多機能食品の機能評価、テクスチャー試験における測定値のばらつきに対する試料成形具合の影響など、機能性食品の評価や分析法の改良につながる研究を行っています。

お問い合わせ

衛生化学部 食品化学2
#食品化学2課は,20231月より食品安全課と食品化学課に再編されましたので,
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