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大阪健康安全基盤研究所

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夏休みに海外へ渡航される皆さまへ

掲載日:2025年7月17日

夏休みに海外へ渡航される皆さまへ

多くの方が夏休みに海外へ渡航されます。
海外では、日本で通常は見られない感染症も存在し、渡航時に感染するリスクがあります。そのため、海外渡航時には、事前に適切な準備を行うことが重要です。これから夏休み期間を利用して海外へ渡航される方に向けて、参考となる情報をお示しします。

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■渡航前の準備

  1. 情報収集: 渡航先で流行している感染症についての最新情報を収集することが重要です。
  2. ワクチン接種: 渡航前のワクチン接種で予防が可能な感染症があります。渡航先により推奨されるワクチンは異なるため、以下のホームページも参考に、医療機関にご相談ください。
  3. 海外旅行保険加入: 海外旅行中は、感染症を含めて予期せぬ病気にかかる可能性があります。こうしたトラブルに備え、海外旅行保険加入が推奨されています。

■渡航中の感染予防策

  1. 手指衛生やマスク着用: 飛沫や接触により感染するインフルエンザやCOVID-19、下痢症などを予防するため、こまめに手を洗い、人混みや密閉空間に滞在する際には、マスクを着用することが重要です。
  2. 飲食物について: 旅行に関連する病気の中で最も一般的とされる下痢症(アメーバ赤痢や細菌性赤痢などを含む)や、腸チフス、A型・E型肝炎などを予防するため、汚染された水や食物の摂取を避けることが大切です。飲料水は、開封されていないペットボトルを選び、屋台のカットフルーツや氷の摂取にも注意が必要です。
  3. 野生動物との接触回避: 狂犬病や動物咬傷などのリスクがあるため、むやみに野生動物に近づかないようにしましょう。
  4. 蚊やマダニ対策: 蚊やマダニに刺咬されることで、マラリア・デング熱・リケッチア症などにかかるリスクがあるため、長袖・長ズボンを着用して肌の露出を少なくし、虫除け剤を適切に使用することが重要です。マラリア流行地に渡航される場合には、飲み薬で予防する方法もあります。
  5. 性感染症対策: 性的接触によりHIV感染症、ウイルス性肝炎、梅毒、クラミジア、淋菌感染症などにかかるリスクがあるため、感染予防のない性行動の自粛が重要です。

■渡航中・渡航後の体調悪化時の対応や注意点

  1. 各国の日本大使館・総領事館領事部では、日本人がよく利用する病院や、日本語が通じる医療機関を紹介しています。
  2. 持病があり通院している場合には、かかりつけ医やお薬手帳、ワクチン接種記録などの情報を持参することをおすすめします。
  3. 海外では、抗菌薬などの薬剤が市販されていることがありますが、中には粗悪品もあるため、安易な購入、使用には注意が必要です。
  4. 感染症によっては、帰国後に発症することもあります。その際には以下のホームページの情報も参考に、受診については事前に医療機関に相談することをおすすめします。

■大阪府、大阪市からも情報が提供されていますので、参考にしてください。


お問い合わせ

公衆衛生部 健康危機管理課
電話番号:06-6972-1326