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大阪健康安全基盤研究所

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新型コロナウイルス 新規変異株 オミクロン株について

掲載日:(2021年12月1日) 2022年1月5日更新

概要

世界的な感染拡大が認められている新型コロナウイルスは、各地で様々な変異株が報告されており、大きな流行の原因となっています。世界保健機関(WHO)は、南アフリカなどで検出された新型コロナウイルスの新たな変異株を2021年11月26日に「オミクロン株」と命名し、警戒度が最も高い分類の「懸念される変異株VOC(Variants of Concern)」として指定しました(1)。日本においても11月28日にオミクロン株はVOCに指定されました(1)。

海外における状況

2021年11月24日に南アフリカから報告(2)されたオミクロン株は、アフリカ地域をはじめ、ヨーロッパを中心に世界各国から報告されています(1,3)。

参考 outbreak.info:Omicron Variant Report

日本における状況

2021年11月30日に国内初の感染が空港検疫で確認されて以降、感染確認が続いています。

1例目(11月30日):厚生労働省「新型コロナウイルス感染症(変異株)の無症状病原体保有者について(空港検疫)」

2例目~:厚生労働省報道発表資料2021年12月

厚生労働省報道発表資料2022年1月

2021年12月22日に国内初の市中感染例が大阪府内で確認されました。

大阪府:新型コロナウイルス感染症(変異株)患者等の発生について

厚生労働省:新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者の発生について

オミクロン株の免疫への影響

これまでに確認されている変異株と比較し、最も多くの変異が確認されており、基準株と比較してスパイクタンパク質に30 か所のアミノ酸置換を有している(1)。その中にはこれまでに感染力や免疫逃避に関わっているとされていたアミノ酸置換も含まれていることから、ワクチン効果への影響、再感染リスクの増加への懸念が指摘されている(4~6)。

オミクロン株の感染・伝播性への影響

南アフリカにおいてデルタ株からオミクロン株への急速な置き換わりが起こっていることから、デルタ株と比較して感染性が増加している懸念が指摘されている(4,5)。
受容体に関与する部位の変化や、ウイルスの複製に関与する部位の変化に影響を与えるアミノ酸置換が存在することから、デルタ株よりも感染性が増加している可能性が懸念されている(4,6)。立体構造モデリング解析でも、ヒトACE2結合部位への親和性が増加している可能性が指摘されている(6)。

オミクロン株の重症化への影響

現時点では、オミクロン株症例がこれまで確認されている株の症例と異なる症状を呈しているという情報や、重症化リスクが高いという情報は確認されていない(4~6)。

予防について

個人の基本的な感染予防策としては、変異株であっても、従来と同様に、3密の回避、特に会話時のマスクの着用、手洗いなどの徹底が推奨される。

参考情報

(1) 国立感染症研究所、SARS-CoV-2 の変異株 B.1.1.529 系統(オミクロン株)について(第2報)2021年11月28日

(2)WHO, Classification of Omicron(B.1.1.529): SARS-CoV-2Variant of Concern, 26 November 2021

(3)WHO Weekly epidemiological update on COVID-19 -7 December 2021

(4)USCDC, Science Brief: Omicron (B.1.1.529) Variant Updated Dec. 2, 2021

(5)ECDC, Threat Assessment Brief: Implications of the further emergence and spread of the SARS CoV 2 B.1.1.529 variant of concern (Omicron) for the EU/EEA first update

(6)UK Health Security Agency, Risk assessment for SARS-CoV-2 variant: Omicron VOC-21NOV-01 (B.1.1.529): 3 December 2021

お問い合わせ

公衆衛生部 健康危機管理課
電話番号:06-6972-1326