RSウイルス感染症にご注意を!
掲載日:2018年10月25日
RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症とは、RSウイルスが感染しておこる呼吸器の感染症です。
2016年以降の傾向として、患者報告数は夏の終わりごろから秋にかけて大きく増加します。
症状
2歳までにほぼすべての人が感染し、その後は何度も感染と発病を繰り返します。
症状は軽いかぜ様から重い肺炎まで様々で、乳幼児は細気管支炎や肺炎を引き起こすことがあるため注意が必要です。大人も感染しますが、症状が軽く、感染に気がつかない場合がほとんどです。
ただし、高齢者で慢性呼吸器疾患(慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息など)や心疾患などの基礎疾患がある場合、RSウイルス感染症は基礎疾患の重症化や肺炎を誘発するため、乳幼児と同様に注意が必要です。
感染経路
感染の経路には飛沫感染と接触感染があります。
1.飛沫感染
RSウイルスに感染している人の咳(せき)やくしゃみ、会話の際の飛沫などを吸い込むことによる感染
2.接触感染
RSウイルスに感染している人と直接接触することによる感染
ウイルスが付着した手指や物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、椅子、おもちゃ、コップなど)に接触することによる感染
治療と予防
抗ウイルス薬やワクチンはありません。飛沫感染対策としてマスク着用や咳エチケット、接触感染対策として石けんなどでの手洗いや、アルコールなどで手指を消毒することが重要です。
関連情報
大阪府や大阪市でもRSウイルス感染症について注意が呼びかけられています。
全国のRSウイルス感染症の発生状況は以下で確認できます。
RSウイルス感染症について詳細を知りたい場合は以下をご覧ください。
成人・高齢者におけるRSウイルス感染症の重要性については以下をご覧ください。
お問い合わせ
公衆衛生部 健康危機管理課
電話番号:06-6972-1326