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大阪健康安全基盤研究所

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8月31日は「野菜の日」

掲載日:2023年08月10日

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皆さんは「野菜の日」をご存知でしたか?
8月31日は、「8(ヤ)3(サ)1(イ)」の語呂合わせから、「野菜の日」です。野菜のおいしさや栄養価に関する魅力を伝えるため、全国青果物商業協同組合連合会など9団体が1983年に制定しました。

野菜摂取の状況

「健康日本21(第二次)」[注1]では、生活習慣病などを予防し、健康な生活を維持するため、「成人の1日あたりの野菜の平均摂取量の増加」として、目標値「350g以上」を掲げています。
近年の大阪府民の野菜摂取量は約250g[注2]と、目標まで100gほど足りていません。


(野菜350gのイメージ)

350gの生野菜は量が多く、1日で摂るのは難しいかもしれません。「多いな」と感じたなら、ゆでる、煮る、電子レンジを使うと食べやすくなります。
野菜の量をはかるのが大変な場合は、目安として「1日5皿」を摂るようにしていくと良いでしょう。

野菜5皿
(野菜の料理、5皿のイメージ図)

野菜摂取によるいいこと

【病気の予防・対策にとても大切!】

野菜にはカリウム[注3]が多く含まれ、高血圧の原因となるナトリウム(塩の成分のひとつ)をからだの外に出す働きがあります。
カリウムに限らず、野菜はビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含んでいます。糖尿病が気になる方には、食後の急激な血糖値の上昇を抑える効果が期待でき、ある種のがんにかかる確率が低いという研究結果もあります。

【生活習慣病の対策で、体重を減らしたい方へ】

いわゆる「メタボ」で体重を減らしたい、減らさないといけない方は野菜をたくさん食べましょう。低エネルギーでありながらも満足感を得られるため、ダイエットにはおすすめです。

最後に

とても暑いこの時期、あっさりとした野菜なら夏バテ気味でも食べられそうですね。
8月は「大阪府食育推進強化月間」です。野菜をしっかり摂り、バランスの良い食事を心がけていきましょう。
また、毎月19日は「野菜バリバリ朝食モリモリ推進の日」です。8月31日の「野菜の日」とあわせて、野菜摂取のことを考えてみていただければ幸いです。


<注釈>
注1:国民が主体的に取り組める新たな国民健康づくり対策として、厚生労働省が「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本 21)」を展開しています。平成25年度からは、「21世紀における第二次国民健康づくり運動(健康日本 21(第2次))」を開始・推進してきました。
注2:国民健康・栄養調査(厚生労働省)平成28年から平成30年の平均値
注3:腎臓の病気をお持ちの方は、カリウムの摂りすぎに注意が必要なことがありますので、主治医とご相談ください。

★大安研ちゃんねる(YouTube)でも「野菜の日」について解説しています。ぜひご覧ください!

お問い合わせ

公衆衛生部 疫学解析研究課
電話番号:06-6972-5577