「ロコモ」を知っていますか?
掲載日:2025年5月29日

6月5日は、「ロコモ予防の日」です。
ロコモティブシンドローム予防推進委員会が、ロコモの認知度を高め、その予防に関する正しい理解を広めるため、「ロ(6)コ(5)モ」と
「ろ(6)うご(5)」(老後)という語呂合わせから記念日に制定しました。
「ロコモ」とは?
「ロコモ」は、「ロコモティブシンドローム」を略した言葉です。
ロコモは、歩く、立つなどの移動をするための機能(運動器)が衰え始めてきている状態を意味します。
歩いたり立ったりするための元気な足腰は、健康的な生活を送るためには欠かせません。
しかし、「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況[1]」によると、足腰に痛みのある男女は、65歳以上になると約2割(人口1,000人あたり約229人)いることが分かっています。
また、痛みなどの自覚症状がなくても、すでにロコモになっていたり進行したりしている場合もあります。そのまま放っておくと、将来介護が必要になったり寝たきりになったりするなど、不健康な状況になるリスクが高まります。将来のために、「ロコモ」について少し考えてみませんか?
ロコモかどうか、どうチェックするの?
「ロコモチャレンジ!推進協議会」のホームページには、ロコモかどうかを調べることができる3種類のテストがのっています[2]。テスト結果はロコモ度1~3と段階別で示され、数字が大きくなるにつれて身体の移動機能の低下が進んでいることを意味します[3]。どの段階にも当てはまらなければ、ロコモではありません。
3種類のテストのうち最も高い数字のロコモ度が、現在のあなたの身体の状態です。さて、あなたのロコモ度は、いくつでしょう[4]?
ロコモを予防しましょう!
ロコモを予防するための運動(ロコトレ)として、「片脚立ち」と「スクワット」の2つの運動が良いとされています[5]。
「ロコモ度1~3だったけれど、何からすればよいの?」と思った方は、普段の生活に少しずつロコトレを取り入れてみましょう。自分のペースでコツコツ続けることがとても大切です。
今回はロコモに当てはまらなかった方も、これからも健康な足腰でいるために、日ごろから身体を動かす工夫をしていきましょう。まずは、今より10分多くからだを動かして(プラス10)みませんか?プラス10分身体を動かすヒントは、別のコラムでも紹介しています[6]。ぜひ見てくださいね。
最後に
ロコモかもと思った方も、そうではないと思った方も、日ごろから身体を動かすことを心がけましょう。
できない日が続いても諦めずに、また始めれば大丈夫です。
自分の足腰を使って、ずっと歩くことができる健康な老後を目指しましょう!
参考資料
[1].2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況|厚生労働省(外部サイト)[2].ロコモ度テスト | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト(外部サイト)
[3].ロコモ度判定方法 | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト(外部サイト)
[4].ロコモかどうかCheckしよう | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト(外部サイト)
[5].ロコトレ | ロコモONLINE | 日本整形外科学会公式 ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト(外部サイト)
[6].年末年始の体重増加にご注意を|大阪健康安全基盤研究所
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