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大阪健康安全基盤研究所

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野菜をたくさん食べて元気になろう

掲載日:2025年8月1日

「8(ヤ)3(サ)1(イ)」の語呂合わせから、8月31日は「野菜の日」です。

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野菜のおいしさや栄養価に関する魅力を伝えるため、全国青果物商業協同組合連合会など9団体が1983年に制定しました。

野菜摂取の状況

「健康日本21(第二次)」では、生活習慣病などを予防し、健康な生活を維持するため、1日に野菜を350g以上食べましょう」という目標を掲げており、令和6年度からの第三次[1]でも、同様の350gが目標値となっています。
大阪府民の野菜摂取量は約250g[2]と、目標まで100gほど足りていません。

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まずはご自身が1日でどれくらい野菜を摂取しているかを振り返ってみましょう。目安は、「1日5皿」と言われています。
大阪府民を対象とした健康づくり調査[3]によると、1日に野菜を目標量(5皿=約350g)食べている年代は男女ともありませんでした。また、朝食・昼食・夕食別に食べる野菜の皿数では、朝が一番少なく、昼、夕食の順に多くなる傾向にありました。
さらに、女性においては、高齢層に比べると若年層の野菜の摂取が少なくなっています。

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ncds10_注釈

たっぷり野菜を食べましょう

「野菜が足りていないかな?」という方は、「とりあえず1皿追加」と意識してみましょう。
主食・主菜・副菜のそろった食事は、野菜の量が増えるだけではなく、栄養バランスも整えやすくなります。また、コンビニのカット野菜や冷凍野菜などを活用して、手軽に野菜をプラスするなど、取り入れられるところからやってみましょう。

野菜の摂取が、心筋梗塞や脳卒中といった病気や糖尿病の発症の危険性を低下させるということが科学的に示されています。これらの病気を予防することは、健康寿命の延びにつながります。寝たきりなどにならず、元気に過ごすため、野菜の摂取は大切です。
本記事を通じて、府民の皆様に生活習慣病予防のひとつとして、野菜を食事に取り入れていただければ幸いです。

8月は「大阪府食育推進強化月間」でもあります。ぜひこの機会に野菜の摂取を意識して、日頃の食事バランスを考えていきましょう。
(腎臓の病気をお持ちの方は、野菜などに多く含まれるカリウムを摂りすぎないよう注意が必要な場合がありますので、野菜の摂取については、必ず主治医にご相談ください。)

参考

  1. 健康日本21(第三次)(外部リンク)
  2. 国民健康・栄養調査(厚生労働省)平成28年から30年の平均値
  3. 令和4年度大阪府健康づくり実態調査報告書(外部リンク) 


★大安研ちゃんねる(YouTube)でも「野菜の日」について解説しています。ぜひご覧ください!

お問い合わせ

公衆衛生部 疫学解析研究課
電話番号:06-6972-5577