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大阪健康安全基盤研究所

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インフルエンザが大阪府で警報レベル!警戒を!!

掲載日:2024年12月26日

 

2024年第51週に大阪府におけるインフルエンザの定点あたり報告数が45.75と第50週の21.64から増加し、警報レベル開始基準値である30を大きく上回りました。第51週の値としては、過去10年で最も高くなっています。ブロックごとの定点あたり報告数は、南河内63.63、大阪市西部53.80、堺市53.28、北河内52.66、大阪市北部50.40と高くなっています。また、インフルエンザによる入院患者数も増加傾向となっています。今後さらに患者数が増加する恐れがあり、注意が必要です。年末年始は休診の医療機関が多くなると考えられますので、感染予防の徹底に努めることが重要です。

以下は、大阪府のインフルエンザ発生状況です。
○大阪府感染症情報センター「インフルエンザ」(定点あたり患者数など)
○大阪府感染症情報センター「インフルエンザ」(ブロック別流行状況など) 
入院サーベイランス
○大阪府感染症情報センター「インフルエンザ」(入院サーベイランス)
2024/25シーズンの大阪府インフルエンザ施設別発生状況
○大阪府感染症情報センター「インフルエンザ」(施設別発生状況)

  インフルエンザは、インフルエンザウイルスの感染により起こる感染症です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が急速に現れます。普通の風邪と同じように、鼻水、咳などの呼吸器症状もみられますが、全身症状が強いことが特徴です。

  小児や高齢者などは、脳症や肺炎などの合併症を引き起こし、重症化する場合もあります。

  感染経路には、インフルエンザウイルスに感染している人が咳やくしゃみをした時に飛び散るしぶきを鼻や口から吸い込むことによる感染(飛沫感染)とウイルスが付着した物を触った手で口や鼻を触ることによる感染(接触感染)があります。

  感染予防のために、手洗いやワクチン接種が重要です。インフルエンザワクチンは、発症をある程度抑える効果に加え、重症化を防ぐために有効です。

  咳やくしゃみなどの症状があるときは、他の人への感染を防ぐために、咳エチケット、マスクの着用などを心がけてください。

  (注)定点とは、各都道府県において選定された医療機関をいい、インフルエンザ定点は、全国で約5000か所、大阪府では約300か所あります。

  インフルエンザについて詳しくお知りになりたい方は、下記ホームページをご参照ください。
○国立感染症研究所「インフルエンザとは」
○国立感染症研究所「IDWR 2024年第1号<注目すべき感染症>インフルエンザ」
○厚生労働省「令和6年度インフルエンザQ&A」

  大阪府や大阪市でもインフルエンザへの注意が呼びかけられています。
○大阪府「インフルエンザを予防しよう」
○大阪市「インフルエンザの基礎知識」

  インフルエンザ発生状況は以下で確認できます。
○大阪府感染症情報センター「インフルエンザ」(定点あたり患者数など)(再掲)
○大阪市「インフルエンザの発生状況」
○全国国立感染症研究所「インフルエンザとは疫学情報」
厚生労働省「インフルエンザに関する報道発表資料 2024/2025シーズン」

  大安研ではインフルエンザワクチンについて解説記事を掲載しています。ぜひご覧ください。
○「インフルエンザワクチンってなあに?」

  65歳以上の方などがインフルエンザの予防接種を希望する場合は、お住まいの市町村に接種方法、費用などについてお問い合わせください。
○大阪府「予防接種・各市町村担当課一覧」

 

お問い合わせ

公衆衛生部 健康危機管理課
電話番号:06-6972-1326